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拡張:バーミンガム鉄道

2020年に発表された「バーミンガム」マップの紹介記事です。

このマップの特徴は、ゲーム開始時にすべての特別アクションが使えないことです。

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バーミンガムマップ

背景

バーミンガムは産業革命の中心地でした。小規模で専門的な工房、そして高度に熟練した技術が、いくつかの革新をもたらしました。この時代のバーミンガムは、ワット蒸気機関の開発など、イギリスのどの地域よりも多くの特許を生み出しのです。

この拡張マップでは、才能を持った「ブルミー(Brummies)」と呼ばれるバーミンガムの地元民に焦点を当て、蒸気の時代を発展させるゲームです。

ルール全体について

後述の拡張ルール以外は、基本ゲームのルールが適用されます。

セットアップ

バーミンガムの二重線になってる六角形スペースに4個の商品を置き、他のすべての都市に2個の商品を置いてください。

 

この拡張マップでは、ゲーム開始時にすべての特別アクションは利用できません。

そのことを示すためにボード上の各特別アクションを隠してください(適当なタイルや他のアイテムを使用してアクションを覆ってください)。

ゲーム開始時に使用できる特別アクションは『開発』だけです。他の特別アクションは、この開発アクションを使って利用可能にする必要があります。 

開発アクション

このアクションを選択したプレイヤーは、解放されていない特別アクションのうちの1つを選んで直ちに解放してください。その後、選んだ特別アクションの上に自分の所有ディスクを1枚置いて、このターンにこのアクションを使用することができます。さらに通常のアクションに加えて、最初に解放したボーナスを1回得ることができます。

ボーナスは選んだ特別アクションによって異なります。

ボーナス一覧

輸送優先(First Move)

このラウンドで輸送した際に、他のプレイヤーのリンクを1つ使っても、自分がその収入を受け取ることができます(使われたプレイヤーはこの輸送に対して収入を受け取りません)。このボーナスはこのラウンドの両方の輸送に対して有効です。

 敷設優先(First Build)

このラウンドは線路タイルを4枚まで敷設できます。

エンジニア(Engineer)

線路敷設時に、4枚中1枚は無料で敷設できます。

機関車(Locomotive)

ボーナスはありません。

都市化(Urbanization)

新都市のタイルを配置した後、袋からランダムに2つの商品を取って、今配置した新都市のタイルの上に置きます。

生産(Production)

商品補充フェーズで、バッグの中からランダムに4個の商品を引きます。通常通り商品ディスプレイに2つの商品を配置し、残りの2つの商品はマップ上の1つの都市(または新都市)に置きます。

パス権(Turn Order Pass)

 次のラウンドの手番決めの際、入札せずに1番になる。

そのラウンドの落札額は、パス権ボーナスを持ったプレイヤーが1位になるために全額を支払ったようにみなす(2番手は全額、3番手は半額…最終手番は支払いなし)

 開発アクションは、第1ラウンドのみ2人まで選択できます。残りのラウンドは1人までしか選べません。

その他

都市化についての特別ルール

黒色の新都市は4ラウンドまで使えません。ラウンドトラックの4ラウンド目のマスの近くに黒の新都市のタイルを置きます。

ウォルバーハンプトンはマップ上で唯一の黒の都市であり、黒の国として知られている工業化された地域を表しています。

線路敷設の特別ルール

バーミンガムは2つのへクスで1つの都市です。バーミンガム同士を直接線路で繋ぐことはできません。

商品輸送の特別ルール

商品はバーミンガムの片側から反対側へ自由に移動することができます。バーミンガムはひとつの青い都市だからです。

商品補充の特別ルール

商品ディスプレイの白4に商品がない際に白ダイスで4が出た場合、そのダイスの数だけ、ランダムに商品をバーミンガムの上に置きます。

3人プレイ時の変更点

ゲームは9ラウンドです。
最初のラウンド、開発アクションは1人のみ実行できます。
手番順の競りで2 人以上のプレイヤーが入札せずにパスした場合、パスしたプレイヤーはそのラウンドに特別アクションを選択できません。

 

参考

画像およびルールはBGGより

boardgamegeek.com